自分で食事を作ることの意外な効果

摂食障害の患者さんに、自分で食事を作る
ように勧めると、大抵、
「なぜそんなことしなきゃならないの?」

と最初は拒絶してきます。

私は一切食事なんか口にしないのだから
料理しても意味がない。

手料理は嫌。
売っているお弁当とか、惣菜物を
買いこんでたくさん食べるのが好き。

ファーストフードや外食じゃないと
食べ甲斐がない、など。

実は、私も高校1年の時、母親の作って
くれた食事、お弁当を残したり、
拒絶しながら陸上の練習に励んでいました。

しかし、その母親が急に入院することになり、
私が自分や家族の食事の支度をしなければ
ならなくなりました。

もちろん、初めはとてもとまどいました。

朝、早く起きて、家族の朝食とお弁当を作り、
学校からの帰り道、食材の買い物を済ませる。

そして、夕食の支度。
後片付けの後は、翌日の献立を
考える。

しかし、そのことで普段食事の用意を
してくれている母の有り難味も
良くわかりました。

母が苦労して用意してくれた食事を
ダイエットのためとはいえ、残したり、
拒否していたことに、申し訳なさも
感じるようになりました。

そして何より、自分で献立を考え、
食材をそろえ、料理して出来上がっていく
ということに楽しみを覚えるように
なりました。

さらに、家族のために食事を用意して
あげることに喜びも感じるように
なりました。