神経性無食欲症の克服

とにかく太るのが嫌だ、必要以上の食べ物を
絶対に口に入れたくない。
1kgでも体重が増えると死にたくなる。


このような「神経性無食欲症」の場合、
普通に食べないことが当たり前になって
しまっているので、無理に食べさせようと
することは、不可能に近いほど困難です。

しかし、食べなくなった原因を考えさせると
割とはっきり思い出せることが多いのも
事実です。

「友達に太ったね、と言われショックだった」
「好きな異性にデブと思われたくなくて」
「大会の記録を伸ばしたくて、太らないようにしていた」

それぞれの理由はあるものの、多くみられるのは、
今のままの体重ではいけないんだ、と強く
思い込んでしまったことです。

また、次のような理由もよく見られます。

「とにかく、お母さんの作る食事は食べたくない」
「受験のために一生懸命勉強しなければ。食べると
眠くなって勉強できないから、なるべく食べないように
している」

食べることに対するマイナスのイメージ、罪悪感、
拒絶に支配された心も食べ物を受け付けなく
なります。

ご本人は食べない割には、いたって外見は元気なのですが、
心の中は辛くて悲鳴を上げています。

そして、周りの人たちは
「このまま食べなければ死んでしまうのでは?」と
おろおろとしてしまいます。

このような拒食を克服する方法はただ一つ、それは
「生きていくには自分の口で食べ物を食べるように
しないとどうしようもないんだ」と
ご本人が心の底から理解することです。

でも、叱咤激励したり、食べるようにしつこく勧める
だけでは、ますます口と心を閉ざしてしまいます。

一筋縄ではいかない、この「神経性無食欲症」や
「拒食症」の治療、病院で治療を受けたら治る
ほど簡単なものではありません。