「神経性大食症」患者の初診状況
その26歳女性の方と初診時に交わされた
会話は次のとおりです。
教授:婚約者の方は、あなたが毎日むちゃ食いして
は吐いていることをご存知なのですか?
女性:はい、知ってます。
教授:では、婚約者の方は、あなたのそのような
状態に対して何とおっしゃっていますか?
女性:ただ、「大丈夫だよ。僕がついているから」と。
教授:でも、家にあなた一人になるとついむちゃ食い
して吐き出してしまう…
女性:はい、でもこんなことを繰り返してたら
お金がかかって…(無理して笑う)
私も今働いているわけではないですし…
教授:あなたは働こうとは思わない?
女性:来年結婚するために仕事はやめました。
彼もできるだけ家にいてほしいと言いますし。
教授:あなたはそれで満足?
女性:ええ。
教授:仕事をやめたのはいつ?
女性:4ヶ月前、彼と一緒に住むようになってから。
教授:ということは、過食嘔吐は、あなたが仕事
している時から始まってた?
女性:ええ、今ほどひどくなかったですけど。
最初、たまにだったのが、仕事やめてから
ほとんど毎日になってしまって。
教授:体型について、例えば「もっと痩せろ」とか、
あと「食べる量が多すぎる」とか今まで
他人から言われたことは?
女性:ありません。
教授:あなたのその過食嘔吐の問題について
もう一度婚約者の方としっかり話し合い
なさい。
そして、あなたが本当に困っていることに
ついて婚約者の方にしっかり理解して
もらいなさい。
女性:はい。
