摂食障害の定義及び分類
摂食障害は、大きく分けて次の3つがあります。
1.神経性無食欲症(拒食症)
これは、体重が増加することに極度の
恐怖感を抱いて、食事をすること、つまり
食べ物を口に入れることに抵抗を示します。
全く食べない人から、少しずつ加減して
食べる人までいますが、いずれも摂食量
は少量です。
摂食量が少ないため、吐くことはしません。
身体的な特徴は、次のとおりです。
・身長、年齢から期待される体重の85%以下の
体重減少が続く。
・女性で初潮を迎えた後にもかかわらず、
月経周期が3回以上欠如する
(大まかに3ヶ月以上月経が停止していること)
・低体温、体表に産毛が見られるなど
2.神経性大食症
むちゃ食いが見られることが特徴的です。
この病気も体重増加に恐れを抱いているため、
むちゃ食いの後、体重増加を防ぐために、
不適切な代償行動が見られます。
具体的には、自己誘発嘔吐、下剤や利尿剤の乱用、
過剰な運動などです。
このようなむちゃ食い、不適切な代償行動が
少なくとも3ヶ月にわたって週2回以上は起こって
いる場合、このように診断します。
身体的な特徴は、「神経性無食欲症」ほど
はっきりしません。
体型も、痩せているひとから、標準体重の人、
太っている人など様々です。
女性であれば、8割方月経があります。
3.特定不能の摂食障害
まず、食事の拒否的態度が見られるものの、
次の理由から「神経性無食欲症」と
診断できない場合です。
・女性であれば、定期的に月経がある
・著しい体重減少があるにもかかわらず、
現在の体重が標準体重の85%より多い体重を保つ
・むちゃ食い、不適切な代償行動が週2回未満、
そしてその持続期間が3ヶ月未満。
・正常体重の患者が少量の食事を摂った後に
不適切な代償行動を繰り返す。
例えば、パン半分食べたあとに自己誘発嘔吐
すること。
・呑み込むことを一切せずに、大量の食事を
口に入れて噛んでは吐き出すことを繰り返す
しかし、いずれにしても摂食障害に関して
大事なことは、分類よりも、体重、食事などに
対する患者さんのゆがんだ考えを治す
ことなのです。
