子供の入院中は親の解放期間

先の36歳男性が摂食障害で入院している際も、
ご両親は、非常に悩んでいました。

その男性は3人兄弟の真ん中でした。


兄と弟は全く普通なのに、なぜあの子だけ
摂食障害になってしまったのか。

もしかしたら、あの子は3人兄弟の真ん中
だから、兄と弟に気遣っていろいろ我慢
していたのではないか。

公平に愛情を注いできたはずなのに、
気づかないうちに、あの子にだけ
愛情が薄くなってしまったの
かもしれない。

話し出せばきりないほど、次から
次へと親としての悩みが出てきました。

そこで、主治医としては、お子さんが
入院している今、ご両親の羽を伸ばす
期間にしてはどうかと提案しました。

お子さんは、摂食障害の治療のために
病院でしばらく預かるので、その間、
子供に振り回されない、自分たちの楽しみを
謳歌するように説得しました。

最初は唖然としてたご両親も、次第に
ちょっとした旅行をしてみようかと
考えるようになりました。

今までの何年間は、摂食障害の子供が
心配で、長時間家を空けることさえ
できない状態でした。

そして、ついに、何日間か、旅行に
行かれたようです。

その旅行中に、子供は子供で別の人格なの
だから、もう親として摂食障害の子供に
罪の意識を感じるのはやめようと
考えるようになったということです。