「神経性無食欲症」のご家族の態度
「神経性無食欲症」の患者さんが入院されると
ご家族はほっとするようです。
家にいる間は食べないご本人に対して
どうすることもできないが、病院に
いる間はたとえ強制的にしろ、栄養を
入れてもらえるので死なずに済む。
入院して身体管理を行っても、退院してまた
食べない状態に戻ってしまえば、また命が
危なくなってしまいます。
ご家族の心配とは裏腹に、ご本人は、食べない
ことにアイデンティーを見出しているので、
自分の口から食べないご本人にご家族は
どうする術もありません。
それで、必然的に入院中は、退院後、いかに
ご本人に食べてもらうか、という話になって
きます。
まず、ご本人に食事をするよう説得しても
全く聞き入れてもらえないことがほとんど
なので、ご両親やご家族と相談すること
になります。
ご両親、特に母親は、摂食障害のわが子が
死んでしまうのではないかと、身を削る
思いで心配しています。
けれども、どうしていいのか全く分からない。
自分の作った食事を食べてくれないのなら、
外食でも、とにかく気に入ったものを
食べてほしい。
食べずに元気なご本人とは反対に、母親の方が
憔悴しきってしまうこともよくあります。
