なぜ日本語にはそんな言葉があるのか?

他人から面と向かって言われて傷つく言葉
はたくさんあります。

中でも子供は、あまり真剣に考えること

なく、平気で傷つける言葉を発して
しまうことがあります。

幼稚園児から小学生に対していろいろ
調査した結果、仲間から言われて最も
傷つく言葉は次のとおりです。

「デブ」「ブタ」「バカ」「ブス」

このうち、「デブ」と「ブタ」は
明らかに体型に関することです。

そのほかにも、「ケツデカ」「キョタイ」
とか言われたことをきっかけに、自身の
体型について悩んでしまう子供も
たくさんいました。

私が不思議に思うのは、日本人の子供が
割りと平気でこのような侮辱的な
言葉を仲間に発してしまうことです。

それと比較して、アメリカ、カナダなどの
英語圏では、「太っている」ということに
関しての言葉を生活の中であまり使いません。

英語で肥満は「Obesity」

しかし、この言葉が用いられるのは、主に
診察や健診現場です。

また、日常用語で一般的に太っているとは
「fat(太っている)」とか
「fatty(脂肪の塊のようなデブ)」とか
言います。

しかし、例えば、学校や友達どうしの中で、
「You are fatty!(デブね!)」なんて
会話は全く聞いたことがありません。

子供のうちから他人の体型について
とやかく言わないエチケットが
英語圏の国々では仕込まれている
のです。

太っていることが話題になるのは、主に医師が
健康上の理由から、患者に忠告するときです。

以上のことを考えると、奥ゆかしいと言われている
日本国民ですが、「他人を侮辱しない」という
最も大切なエチケットが欠けてしまっていると
評価せざるを得ません。