カレンが死に至るまで

カレンは、もともとはふっくらとした
体型の女の子であったと言われています。

15歳で兄とともに芸能活動を開始。


自分の体型が平均より太めなことを
常に気にしていたようでした。

16歳頃、兄のリチャードに、
「ねえ、私って太っている?」と聞いたところ、
「ああ、ちょっとな。」
という兄からの返答。

兄のこの言葉を機にカレンは猛烈な
ダイエットを始めます。

カレンがどのようなダイエット方法を
行ったのかは、今となっては、当時の
医療記録をもとにした資料を参考に
推測するほかはありません。

確かなのは、まず、一日に水ばかり大量に
飲んで、基礎代謝を亢進させ、これにより
10kg近く痩せたようでした。

しかし、完璧主義なカレンはここで
満足はしませんでした。

「芸能人なのに太っていてはみっともない」
という考えが、さらに下剤使用、
甲状腺ホルモン錠剤の使用と、
ダイエットを加速させます。

この甲状腺ホルモン錠剤というのは、
甲状腺機能低下症の人が、代謝を亢進させる
ために服用する薬です。

カレンは代謝を亢進させ、体重を減少させるべく
わざわざこの薬を服用していたのです。

晩年、ニューヨークの病院に入院して
13.6kgほど体重を戻しました。

しかし、無理なダイエット、長年の栄養不足、
過剰な下剤の使用、睡眠不足などで
カレンの心臓はすっかり弱っていました。

後に検死の結果わかったことですが、エメチンという
簡単に吐けるようにする薬が、心臓に影響を与えて
いたことも分かりました。

拒食症と神経性大食症を繰り返していたカレンは、
むちゃ食いの後、吐き出すために、このエメチン
という薬を使用していたのでしょう。

1983年、両親の実家を訪れている際、急に心臓発作を
起こして32歳の若さで亡くなりました。

死因の第1位は心臓麻痺、拒食症は第2位でした。

しかし、16歳から始まった過酷なダイエットが、
結局はカレンの命を縮めることとなったのです。