美しさをどこまで追求するか?

「痩せている方が美しい」という考えは、
1990年代からさらに激しくなったように
思います。


芸能人もモデルも、バレリーナも、
美しさを見せる職業は、痩せているほど
美しいという考えがどんどんと
広まっていく。

ちょうど手術やダイエット薬などで
これまでには考えられなかった
痩せ方が、方法によっては可能に
なってきた時期と一致します。

しかし、その痩せが健康面からでなく、
利益追求の面から求められている
ことが心配なのです。

この研ぎ澄まされた美を要求される
職業の人たちが、利益追求の犠牲に
なってしまう可能性が考えられます。

カマキリのような細さ。

それが求められ、美しいとされるのは、
普通では着られないファッションを
着こなす必要があるモデルの世界だから
です。

人間では考えられない超人的な技が
要求されるバレエや体操の世界だから
です。

しかし、絵画や彫刻によって生み出す
ならともかく、人間が作り出す世界に
研ぎ澄まされた美を当てはめるのは
限界があります。

このことを、特に美しさに携わる世界の
人たちはきちんと認識しておく
必要があります。