親の立場から

子供が摂食障害に苦しんでいる。

何も食べない子や、食べては吐き出す子に
少しでも食べてもらようと、いろいろと

食事に工夫を凝らす。

しかし、親のこうした行為を有難く
思う余裕など、摂食障害の患者さんには
ありません。

それでも、毎回、食卓にその子の食事
を置いてあげる。

そして折に触れて、食べないことを
どんなに心配しているかを伝える。

摂食障害の治るきっかけとして、
その子自身に食事を作らせることが
大事だと先に述べました。

でも、親が子供に、
「それじゃ、自分で食事を作りなさい」
と先に言ってしまうと、余計に子供は意固地になって
作らなくなってしまうことがあります。

子供が「自分で食事を作ってみる」と
言ってくるまで、その子の食事を
毎回用意してあげます。

親にとって子供に「こうなってほしい」
という希望を持つのは、当然のことです。

でも、子供にそのことを伝えると、
返ってプレッシャーになってしまう
ことが多いものです。

子供の摂食障害は、親子の関係を良い方向へ
改善させるきっかけと考えてください。

今まで、子供に減点方式で接していなかったか。

自分の希望を押し付けていなかったか。

親が変わることで子供も自然と変わって
いくものです。